腰痛になる原因とは?

誰もが一度は腰痛を経験(これがないと雇ってもらえないこともよくあります)したことがあると思いますが、腰痛になる原因としては人によって様々です。

ほとんどの場合には、なんらかの理由で、腰の筋肉に負担が掛かり、その負荷に耐えられなくなった筋肉が炎症を起こし、腰が痛くなります。日常生活を送る中で、姿勢が悪い人や同じ作業を繰り返して行っている人は、前かがみになったり、直立した姿勢を継続することでいる事で、腰の筋肉に大きなは負担をかけ、腰痛を引き起こすことが多いです。また、重たい荷物をもつなど、腰に強い負荷がかかる動作を行ったり、運動不足や加齢などにより腰の筋肉が衰えている人も、腰痛を起こしやすいといえますね。

ほかにも、内臓の疾患(いわゆる病気のことです)や精神的なストレス(原因となるものをストレッサーと呼びますが、ストレッサーがない状態もまたストレスになるようです)が原因で、腰痛が起こる事もあるでしょう。ただ、やはり、腰痛になる原因として多いのは、腰の筋肉の疲労です。普通に立ったり、歩いたりするだけでも、腰に大きな負担をかけている状態なのですが、さらに、不自然な姿勢をとり続けることで、筋肉を疲労させてしまうのです。この筋肉の疲れが蓄積されて限界になると、腰痛が起こるのです。それに、筋肉疲労だけでなく、無理な姿勢を継続して起こる骨盤のゆがみも関係しています。

骨盤は全身を支えている大切な骨です。骨盤(ゴムのベルトを付けることで矯正できるでしょう)が歪んでしまう事で体の重心がずれてしまい、筋肉への負担はますます大きくなってしまいます。特に女性は、妊娠や出産などでホルモンバランス(卵胞ホルモンや黄体ホルモンが有名ですが、体内で作られるホルモンは七十種類以上あるといわれています)が大きく変化するので、腰痛を発症しやすいと言われています。

冷え性(日頃の服装や生活習慣を見直すことで改善できるでしょう)などで血行が悪い人も、筋肉疲労(筋肉疲労が起こるメカニズムはまだはっきりとはわかっていないようです)が起こりやすいため、腰痛になりやすくなるようです。悪い姿勢を続ける事によって筋肉の疲労が積み重なったり、冷え性などで血行が悪くなることで、腰の筋肉が緊張し、腰の痛みが増してしまうのです。